追い詰められて

「絶望は死に至る病であるその2」

その1のつづきです。

現実逃避のために、 また眠った。 何をする気もおきずぼーっとしていたら、突然、睡魔に襲われたのだ。 それで、何もかも放り出して ひたすら眠った。 いろいろな夢を見た。 夢の中の私は、「マチコ巻き」をして 孤独を背負いながら、 見知らぬ町をさまよっていた。 そこで、金髪の女子高生のようなグループに 突然通せんぼされてしまったのだ。 私が彼女たちのひとりと 軽く腕がぶつかったことが 気に入らなかったようだ。 いくつかの押し問答のあと、 彼女たちに監禁されてしまう。 私の見張り役は、よしもと新喜劇の山田の花ちゃんだった。 「花ちゃんやん。なんでこんなとこにおるん?」 いかにも親しげに私は、彼女に話しかけていた。 場面が変わり、私は、旅館にいた。 NHK朝の連続TV小説の「オードリー」 に出てくる、椿屋のような旅館だった。 ぼんやりしていると そこに誰か入ってきた。 学生時代に恋焦がれている人のようだった。 その人が、私の夢に出てくることは 今までなかった。 そうだな。学生時代に1回くらいは 出てきてくれたかもしれないけれど。 だから、もしそれがその人だったら、夢の中の私は、 もっと感激してもよいはずだろうに、ほとんど動じず、妙に冷静で淡々としていた。 夢の中でその人とひとことみこと言葉を交わしたようだった。しかしいったい何を話したのか 目が覚めた今では、全然思い出せない。 どうしても思い出せないのだ。 それがとても悔しい。

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